フォローは?

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 フォローするときに気をつけなければいけないのは、第一にスピードです。

 セミナーでせっかく盛り上がったモチベーションも、1日たつと、半分くらいにがくっと落ちています。そして3日もたつとさらに10分の1くらいに落ちます。勝負は、翌日です。フォローを入れるなら、翌日でなければなりません。

 多くの人は「昨日の今日はしつこいかもな」と考えてしまいます。しかし、異性へのプロポーズを考えてみてください。相手に「好きです。結婚してください」と言っておいて、その後何日も放っておいたら、「何なの、あの人?」となってしまうでしょう。

 普通、プロポーズでOKが出たら、電話の嵐です。式はいつ頃、式場はどこにするのか、相談することがいくらでも出てきます。

 MLMも同じで、一緒にやろうとなったら、矢のような電話がかかってきて当然なのです。燃えたら翌日に早速、「じゃ、どんなふうにやっていこうか」と連絡を入れるのは、しつこくも何ともありません。

 逆にこれをしないから、相手が冷めてしまうのです。とにかくスピードが大切。フォローは次の日に行ってください。

 フォローで2つめに重要なのは、あなただけでやるのではなく、他人に協力してもらうということです。よく、あなたとあなたのフロントの人は友人関係なので「伝わりにくい関係」といわれます。ところが、たとえばあなたの上位の人(アップ)や他系列のリーダーは、あなた誘った相手にとっては少し関係の薄い人なので、一応敬意を払ってちゃんと耳を傾けやすいものです。

 このことをヴォイスチェンジといいます。MLMにおける最大の武器ともいわれているものです。

 「ああ、自分にもできるんだ」と人が思いやすいのは、同じような立場の人が成功しているのを見たときです。だから、そういう人を見せればいいのです。

 たとえば男性の人に、若い主婦で成功した人を見せても、あまりピンときませんが、同じくらいの年齢の男性で成功した人を見せたら「ああ、そうなんだ」とピンとくるものです。イメージできれば「これなら私にもできそうだ」と思えるでしょう。

 そうしたことを行うためにも、日頃からセミナーに出て、輝いている人たちを見つけ、積極的に名刺交換をしておく必要があります。この人は思う人と知り合いになったら、新規の自分の直の人をセミナーに連れてきて、その人たちに話してもらうといいでしょう。

 その人たちに新規の人を紹介すれば、必ず何かいってくれます。それだけでは、新規の人の心に何かの動きが生まれます。もちろん、MLMの商品の発注の仕方などの最低限のことは、あなたが教えなければいけませんし、最終的にはあなたが一番のサポート役あることに変わりがありません。

 しかしダウンラインの人をエンロールするため、あなたより何倍も声が伝わりやすい、このヴォイスチェンジを活用しない手はありません。この仕事はプロデュースすることなのです。人脈を豊富にし、いろいろな組み合わせを考え、それぞれの得意分野を生かし、最も効率的に、効果的に物事を進めていく人、これがプロデューサーです。プロデュースが上手な人は、MLMでの伸びもすごく早いです。

 以上、具体的なことを述べてきましたが、これはあくまでも基本です。車の運転と同じように、最初は覚えること、気を配ることが多く、大変だと思うかもしれませんが、数をこなしていると体が勝手に覚えてきます。
 
 自動車教習所に行くと(よほどのことがない限り)皆、免許が取れるように、あなたも必ずできるようになります。最初は、アップラインの成功者の「型」を真似ることから初めてみましょう。