MLM超実用マニュアル ＞ MLMコラム ＞ あなたは何本のロープ？
では、夢をかなえるための収入を得るには、どんな形態があるのでしょうか。
世の中には大きく分けて従業員（以下、サラリーマンとする）、自営業者、ビジネスオーナー、投資家の四つのビジネスの収入形態があります。
MLMを理解するためには、この収入形態のち外をまずは把握することです。形態が違えば、仕事のやり方や考え方、大切にしなければならないものが全く違ってきます。
ここを混同すると、大きな間違いを犯してしまうことになります。卓球の選手が、同じスポーツだからといってサッカーのJリーグに挑戦するような、トンチンカンなことになってしまいかねません。たとえばサラリーマンの場合、基本的には時給によって収入が決まります。時給を上げるには昇給するか、部署を変わることが必要です。
俗っぽくいうと、出世して勤勉に働くことが収入を上げる方法となります。だから、このジャンルの人に収入を増やす方法を聞くと、「出世して、長い時間働くと」と言うでしょう。
しかし自営業の人に、「出世して長く働くのが基本ですよね！」と聞くと、「いや、社長という肩書では食べていけないよ！とにかく売上を上げなきゃ！」と言われます。
自営業の人は「売れてなんぼ」の世界なのです。
さらに、ビジネスオーナーと投資家に至っては、サラリーマンと自営業者以上の違いがあります。「労働収入」と「権利的収入」との決定的な違いです。
ビジネスオーナーや投資家には、基本的に、自分が働き続けるという発想はありません（もちろん軌道に乗るまで大変な努力をしいられるのでしょうが）。
彼らは利子収入や配当収入などの形でお金に働いてもらったり、人に働いて利益を生み出したり、家賃収入などでお金を得ています。
彼らは「働くこと」に焦点を当てるというより、「収入が入ってくるしくみづくり」に全精力を注ぎます。
ですから、しくみをつくってひとたびそれが動き始めると、収入を得ることができるようになるとともに、自分の時間を自由に使うことができるようになります。
この収入形態の違いは、これから夢を実現しようと目指す人たちにとって、非常に重要な問題です。
たとえばあなたが副業などで労働収入を得たとしても、時間を費やす割には、お金は単純に足し算でしか増えません。
収入を増やそうと考えて資格を取り、行政書士や司法書士として独立する人も少なくありませんが、やはり労働収入なので、仕事が増えれば増えるほど忙しくなり、収入と時間は反比例していきます。
ただし、ここで勘違いしないでほしいのは、私はそれぞれの収入のジャンルのどれがいいかという優劣を比較しているのではなく、収入を得る方法をいくつか組み合わせて、プラスしませんかと言っているということです。
MLMに誘うと、「私は仕事をしているからいいです」と言う人がたくさんいます。しかし、現在の世界的な金融不安の中、何が起こってもおかしくないこのご時世に、「勤めているから。仕事はしているから」と耳を貸さないのは、大きなリスクであることに気づいてください！あなたはあたかも、家族を抱え、崖からロープ１本でぶら下がっている状態なのです。
だから私は、「ロープを１本増やしませんか？」という提案をしているのです。実はその最適な手段とかんがえられるものが、MLMなのです。
このことは、『金持ち父さん、貧乏父さん』の著者ロバートキヨサキや『億万長者入門』の著者で起業家のロバート・アレンも、著書の中で語っています。
ところが、このことがどうしてもわからないと言う人がいます。サラリーマンや自営業の発想から抜け出せず、自分の既成概念で判断してしまうのです。
サラリーマンや自営業の人に、「月収１０００万円になるビジネスがあるよ」と言うと必ず、「そんなうまい話はあるわけない」と言います。
彼ら・彼女らの概念で言えば、その通りです。確かに、日に１０万円の仕事を１００倍やれば１０００万円になると言われても現実的に１００倍やれるわけではない。だからそんなうまい話はない、ということになるでしょう。
ところが、投資家やビジネスオーナーは、ビジネスモデルのしくみによっては、収入は無限大になる、という考え方で物事を発想します。
だから、「月収１０００万円になるビジネスがあるよ」と言えば、「へぇ、どんなしくみ？」と聞き返すことになるのです。彼らにとっては、月収１０００万円は十二分にありうる話なのです。
固定観念にとらわれて、否定しないでください。「月収１０００万円の仕事」が、ちゃんとあるのだという発想に、まず切り替えてください。
そこが腑に落ちれば、物事の進め方や仕事の見え方が、きっと変わってくるはずです。何度も言いますが、サラリーマンや自営業が悪いというわけではありません。でも仕事以外の時間を利用して、ロープを増やすことに力を注ぐことで、あなたの人生はきっと大きく変わるのです。